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小林 知之 こばやし のりゆき

スモール・ミドルのクロスボーダーM&Aを中心に ロマンに満ちたM&Aを成し遂げたい

生年月日 1971年10月24日
所属企業 株式会社 AGSコンサルティング
役職 ファイナンシャルアドバイザリー部門 部門長
最終学歴 中央大学 商学部 経営学科
出身地 東京都西東京市
現住所 東京都小金井市

目 次

4達成感を感じた体験

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昨年、日本企業のクライアントがシンガポールの上場企業をTOB(株式公開買い付け)する案件のアドバイザリーを担当しました。上場企業といってもシンガポールにおける新興市場ですので規模は大きくありませんでしたが、シンガポールの当社メンバーが初めに本件の情報を得てからTOBを完了してスクイーズアウトするまで2年ほどかかるなど、非常にタフな仕事でした。
ですがその甲斐もあって、その日本企業のクライアントは東南アジアへの戦略的展開の足掛かりを築くことができ、大変喜んでくれました。このように、日本企業の大きな経営戦略に深く関与できるのはアドバイザー冥利につきることですし、大きな達成感につながります。また、買収したシンガポール企業の内部管理体制のモニタリングや移転価格税制等の国際税務サポートといった付随サービスを受託できたのもうれしかったです。

5仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

クロスボーダーM&Aを始めて悩んだのは、国によってM&Aの進め方が異なることでした。日本企業は非常に慎重にかつ組織のなかで一つひとつ決裁を取りながら案件を進めていきますが、海外企業は信頼感の醸成に重きを置きます。そのため、スピード感や真剣度に関するすれちがいが生じることが多く、当初はよくその点に悩んでいました。いくつか案件を経験していくなかで、そういう違いがあることを双方にあらかじめ認識してもらうようになり、徐々に円滑に進められるようになりました。

6M&Aアドバイザリーに求められる資質やスキルについて

M&Aアドバイザーとは、何もないゼロの状態から情報を発掘してディールに結び付けていくというロマンのある仕事だと感じています。ですがその分、アドバイザーには事業・法務・会計・税務・ITなど、あらゆる知識スキルが求められますし、日々の研鑽も必要です。また、M&Aアドバイザリーはよく総合格闘技に例えられますが、知識のみならず柔軟な思考や苦境に置かれたときの胆力も要します。だからこそ、大前提としてM&Aへの情熱や興味があるかが重要になると思います。

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