M&Aでクライアントの企業価値の向上をサポート IGPIを日本発のグローバルファームにしたい
生年月日 | : | 1980年4月1日 |
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所属企業 | : | 経営共創基盤(IGPI) |
役職 | : | IGPI共同経営者、IGPIシンガポール取締役CEO |
最終学歴 | : | IEビジネススクール経営学修士(MBA) |
出身地 | : | 宮城県仙台市 |
現住所 | : | シンガポール共和国 |
東南アジアでの戦略立案からM&Aの支援を実施した案件でのことです。
クライアントと共同で出資をすることになった日系企業の幹部から対象会社のリスクを指摘されたのですが、それはIGPIが成功報酬ほしさにもともと知っていた現地企業をあてがったのではないかという不当なものでした。この際にクライアントの幹部から次のような言葉をいただきました。
「東南アジアでビジネスをする以上、一定のリスクを負わないかぎり果実を得ることはできない。対象会社はIGPIと一緒にメリットとデメリットの両方を見極めて選んだ会社だ」「これまで多くのコンサルを使ってきたが、楽に儲けようとせず、一緒に汗をかいて支援するIGPIのスタイルは他社にはない。これから先IGPI以外のコンサルを使うことはない」
この言葉に自分たちがやってきたことにあらためて自信を持つことができました。実際、私はクライアントにとって最適だと思える提案しかしませんし、「明日から対象会社の社長になってくれ」といわれても迷わずに引き受ける覚悟を持ち続けています。
プロファームであるIGPIを支えているのは人財です。
それゆえに日々、「メンバーはIGPIにいて本当に幸せか」「プロとして成長するための機会をメンバーに与えられているか」と自問しています。
私は7年前、東南アジアにひとりで降り立ち、日本人である自分がいかに無力かということを痛感しました。
そして、それからは東南アジア現地のメンバーを中心に人材を確保し事業を拡大しながら、日系企業のサポートをするために日本人のメンバーの採用も行ってきました。そうやって集めてきた人材たちは、私にとっても組織にとっても宝です。だからこそ、これからもこの問いは私のなかで非常に重要なものだし、常に問い続けなければならないことだと思っています。
また、私は「IGPIを世界初の日本発グローバルファームにすること」をミッションとして掲げているので、これからもメンバーが活躍し成長し続けられる機会をつくることで、クライアントへの提供価値を高めていきたいと思っています。
弊社のプロスタッフは、M&Aだけでなくクライアントの事業についてのアドバイスも行います。これはあくまでM&Aは一手段であって、クライアント企業の価値を高めることを最終的なゴールと設定しているからです。
その観点では、たんに案件を前に進めるだけではなく、常に俯瞰した立場から現場を見て、必要ならば案件を止める判断ができるかどうかも重要な資質であると思います。案件の規模にかかわらず企業を買収・売却することは会社にとって大きな意味を持つので、アドバイザーという立場であってもクライアントのCEOの視点に立って考えられているかどうかが問われるのです。
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