クライアントから絶大な信頼を勝ち取るために 人間力とM&Aに関する広範な知識に磨きをかけ続ける
生年月日 | : | 1984年1月18日 |
---|---|---|
所属企業 | : | 株式会社J-TAPアドバイザリー |
役職 | : | 執行役員(M&A事業承継担当) |
最終学歴 | : | 早稲田大学 |
出身地 | : | 神奈川県横浜市 |
現住所 | : | 東京都 |
達成感は常にあります。
達成感にもいくつかの種類があると思うのですが、あえて濃淡をつけると、ひとつ目は、複数社の統合案件で毎日寝る間も惜しんで仕事をして、チーム一丸となって取り組んだ案件が無事に公表されたときの達成感は相当なものでしたし、それをやったことで自分の成長が感じられることへの満足感も大きかったです。
これは費やした労力と比例した達成感かと思います。
もうひとつは、アドバイザーとしてよりも一当事者としての気持ちが強い案件などは、案件が完了したときにクライアントから「鷹箸さんで良かった」と言ってもらえたり、泣きながら感謝されたりしたときに、「あー、頑張った甲斐があったな。これでこの人も安心できる」といった心の達成感を得ることができます。
このときの得もいわれぬ、いろんな感情が入り混じった達成感はなかなか表現できないものですが、それがあったからこそ、今の自分があると思っています。
やはり、若いときにはかなりのハードワークをこなしていました。ハードワーク自体は嫌いではないのですが、チームのなかで作業者的な存在になることに悩んだ時期もありました。
一方で、経験を積まないとこれは変わらないことだとわかっていたので、ひたすらに一つひとつの仕事に対して、真剣に、今後同じようなものがあってもわからない、ひとりじゃできないということがないように意識し、自分を圧倒的に成長させるということに重きを置いて取り組みました。
また、極力一つひとつの会議で発言できそうなところを見つけるようにして、事前に調べてかならず発言するようにして存在感を出すように意識したり、クライアントとのやりとりを率先してやることでファーストコールが自分にかかってくるように意識したりしていました。そうやって厳しい環境をプラスに変えられるようにした結果、その悩みは悩みではなくなっていました。
また、この仕事をしていると、「この意思決定のなかに自分がいれば……」と思う場面にしばしば直面します。
以前はそういったときに「アドバイザーはアドバイザーであって、当事者ではない」と痛感し、無力感にさいなまれていましたが、いつしか自分が実力をつけて、クライアントがなるべく自分の意見に傾いてくれるようにすればいいと考えられるようになりました。
スキルという面では、会計・税務・法務・ビジネスといった分野のすべてについて一定程度のスキルは必須だと思います。
クライアントとの打ち合わせのときに聞かれたことにある程度即応できてこそ「プロ」だと思うので、経験測から幅広くある程度の知識を有しておく必要があります。あとは、どこまでそれを掘り下げていくか、もしくはどの部分を強化するかはそれぞれですが、万遍なく全部を高いレベルに持っていくことは相応に難しいと思います。
ただ、私は知らないストラクチャーや知らないこと・経験していないことがあるのが嫌だったので、万遍なくスキルを上げることに注力していました。
しかし、それはひとりで勉強して身につけられるものではなく、経験から学んでいくものなので、自己研鑽への意識を常に高く持っておかなければなりません。また、法律や規則というものは不変ではないので、どんなに経験してもエンドレスに学んでいく姿勢が必要だと考えています。
そのほか、個人的にもっとも必要なのは人間力だと思っています。ここにM&Aアドバイザーの真価が出るはずです。いくら分析できても、物事を理解できても、クライアントから「信頼」ではなく、「絶大な信頼」を勝ち取るには人間力が必要ですから。
Search
ぜひ「いいね!」を
よろしくお願いします。
Feature