和田 健吾さんの写真

和田 健吾 わだ けんご

徹底的に顧客目線に立つとともに、 一歩引いて全体を俯瞰し、M&Aの意義を問う

生年月日 1977年10月28日
所属企業 株式会社エイ・アイ・パートナーズ
役職 代表取締役
最終学歴 東京大学経済学部
出身地 広島県
現住所 東京都
iconPDF

目 次

キャリアサマリー

  • 2000年

    朝日監査法人(現:有限責任あずさ監査法人)入所

  • 2003年

    ジャスダック証券取引所(現東京証券取引所)上場審査部出向

  • 2006年

    GCA株式会社入社

  • 2013年

    三井住友信託銀行投資金融部出向

  • 2015年

    株式会社エイ・アイ・パートナーズ代表取締役就任

 社会人の出発は、監査法人でIPO支援業務を行っていました。
 その後、M&Aアドバイザリー会社に移り、M&A業務に従事しました。
 現在は、M&AアドバイザリーとIPOアドバイザリーの二軸で業務を行っております。

1M&Aアドバイザリーを始めたきっかけ

イメージ

 監査法人で6年働いた後、次のキャリアを探している段階で、監査法人時代の先輩がGCAというM&Aのアドバイザリーの会社に転職して楽しそうにやっているのを耳にしました。今ではGCAは世界各極に拠点があるグローバルカンパニーですが、当時は社員30名くらいの会社でした。私の知識は「M&Aのアドバイスってデューデリジェンスと何がちがうの?」という程度でしたが、「なんかよくわからないけど面白そう」と勢いのありそうな会社に飛び込んだ感じでした。
 監査法人で現場の責任者を担当し、クライアントからも(たまに)先生と呼ばれたりして、「自分なら何かしらできる」と勘違いしたまま飛び込みましたが、GCAでは入社初日、先輩社員から飛び出すM&A用語がさっぱりわからず、M&A案件に参加しても、今全体がどうなっているかはもちろん、ミーティングで何について話しているのかもわからず、何の役にも立っていない感100%でした。まさに地の底に叩き落された感じでしたね。
 先輩社員はかならずしもM&Aに関する会計や法律の知識は十分ではないけれども、「そういうこと」は会計士、弁護士等専門家の意見を聞きながら進めており、何百億円、何千億円も動くM&Aディールをぐるぐる回していました。しかも、専門家デューデリジェンスの報酬よりも、アドバイザリーの報酬はけた違いです。監査法人で「会計を多少知っている」ことで何かできると勘違いしていた自分は、まったく違う世界に度肝を抜かれました。
 GCAでは年度末に360度評価という職階問わず会社に対して思ったことを何でも言える、という場があります。その席上、ある若手が何かいろいろ会社に対して意見していたのですが、それに対してパートナーは「M&Aの世界は10年やって一人前。そういうことは一人前になってから言ってくれ」と返していたのも印象に残っています。ともあれ、結果的にGCAには10年間お世話になりました。

2今現在のM&Aアドバイザリーの概要

 多種多様なM&A案件に関与させていただいています。スタートアップもしくはベンチャー企業の資金調達案件、もしくはそれに対する大企業の出資案件、経営陣によるMBO案件、オーナー企業同士の経営統合などです。
 それこそ、年商1億円の会社の1000万円の資金調達から、売上数千億円の上場企業による買収案件など、大小さまざまです。

3独自の強み

 私自身の強みは、顧客目線で、顧客の意向に徹底的に寄り添う姿勢です。
 経営者の方はもちろん、担当チームの方もそれこそ人生を賭けてM&Aというリスクテイクに取り組んでいます。M&Aの状況は刻一刻と変わっていき、相手方が午前中言っていたことが、夕方には変わっている、ということがよくあります。状況の変化に対して機動的に対応できるように、24時間動けるフットワークの軽さとレスポンスの速さが求められます。
 あるM&A案件をお手伝いさせていただいたときには、買手側の社長から毎晩11時頃に電話がかかってきて、1~2時間お話しするのが定例となっていました。「今日の席上で〇〇(相手方)の言ったことはほんま腹立ちましたわ」「和田さん、もう疲れましたわ。ほんまこれうまくいくんやろか」――。毎晩の社長からの悩み相談を聞きながら、社長がこのM&Aについて真剣に悩んでいること、是非やり遂げたいという強い意志を持っていることを感じました。そして、社運を賭けて挑んでいる社長に対して、私も全力でご支援したいと強く思いましたし、最後には社長と二人三脚で無事クロージングに至ることができました。

履歴書検索

Search

新着特集

Feature

特集一覧を見る