投資銀行での経験を活かし、ベンチャーM&A/資金調達におけるエキスパートに
生年月日 | : | 1990年7月8日 |
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所属企業 | : | 株式会社M&Aクラウド |
役職 | : | エグゼクティブ・ディレクター M&Aアドバイザリー事業部長 |
最終学歴 | : | 東京大学大学院 |
出身地 | : | 秋田県 |
現住所 | : | 東京都 |
その他 | : | 日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA) |
毎回ディールには想い入れを持ってやっているので、無事成約できた時の喜びは何にも替え難いものがあります。直近最も達成感を感じたのは、サポートさせていただいていた某ベンチャーと上場企業とのM&Aが2年がかりで成約したディールです。
2年間の間に紆余曲折はあったのですが、特にディールがまとまり始めた頃に新型コロナが流行し、マクロ環境が大きく悪化したうえ、行動が制限される中でディールを進めるのは私も初めての経験であり、特に契約書に記載する条件交渉は困難を極めました。
そんな中でも本件を成功させたいという買い手、売り手の想いは一致していたので、先行きの不透明感が強い時期だからこそお互いが腹を割って懸念事項を伝えてもらう事で、最後の一押しができたのだと考えています。
最終的に無事M&Aが成約した後に、クライアントに「M&Aをして本当に良かった」と言ってもらえた時は、心からサポートできて良かったと感じました。
新卒入社時は、M&Aはおろか金融や経済について全くの素人の状態だったので、ゼロベースからキャッチアップするのがとても大変で毎日悩んでいました。部署内でも私のような大学院まで理系で研究をやっていた経歴は稀有な存在だったと思います。
特にM&Aのエグゼキューション部署に異動した時、最初にイギリスの遺伝子検査ベンチャーの買収案件にアサインされたのですが、初めて見たSPA(Share Purchase Agreement: 株式譲渡契約書)等の契約書一式が全て英語で合計100ページ超あり、絶望したことを今でも鮮明に覚えています(笑)
最初は右も左もわからない状態でしたが、キャッチアップするために様々な書籍を読み漁り、先輩に聞いたりしながら毎日深夜まで働いていました。当たり前のことですが、分からない事があれば調べる、周りに相談する、インプットした知識やノウハウを確りアウトプットする、ということに愚直に取り組むことで徐々に結果が出るようになってきました。その経験があったからこそM&Aアドバイザーとしての専門知識やコミットメント力等の基礎がしっかり身につけられたと考えております。
M&Aは総合格闘技と例えられるように、会計、税務、法律、ビジネス、IT、コミュニケーション能力など、多岐にわたる知識やスキルが求められます。
アドバイザーたるものクライアントであるオーナーや経営者だけではなく、M&Aの各フェーズにおいて弁護士や会計士などの専門家と対等にコミュニケーションができなくてはいけません。
その上で私が最も必要だと思う資質は「貪欲に勉強し続けられる事」です。世の中の変化に伴いビジネスやトレンドも常に変化をし続けており、M&Aに関連する税法や会社法なども常にアップデートされています。
その中で勉強する事怠ってしまえば、適切なアドバイスをすることは困難になり、提供できるサービスのクオリティも下がってしまいます。カバーしなくてはならない範囲が広い分、勉強する事項は膨大な量ではありますが、それらを学び続けて自らの血肉にできるか、更に好奇心を持って楽しみながら継続できるか、という点はとても重要だと思っています。
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