M&Aをもっと身近なものに~地域社会の繁栄に奉仕する~
生年月日 | : | 1982年12月22日 |
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所属企業 | : | 株式会社京都銀行 |
役職 | : | 営業本部法人総合コンサルティング部M&Aグループ 部長代理 |
最終学歴 | : | 早稲田大学 |
出身地 | : | 京都府 |
現住所 | : | 京都府 |
当行ではPMIのサポートを業務としては行っておりませんので、当行におけるM&Aコンサルタントとしての仕事は、案件の成約をもって一区切りとなります。
従って、案件が成約したときに達成感を得ることが多くなります。
初めての案件が成約したとき、クロージングの際、顧客から感謝の言葉をもらったとき、苦労した案件ほど、成約に至ったときの達成感や充実感を得ていたように思います。
ただM&Aは案件の成約したときが、当事者にとってはスタートであり、本当の意味で顧客にとって喜ばしい結果であったかどうかは、その時点ではわからないということがわかってきました。
M&Aという、譲渡側・買収側問わず、当事者にとって大きなイベントに関わったこと、成約後もそれまでと変わらず当行との取引を継続して頂いていることをもって、様々な節目で当事者やそのご家族とお会いする機会があります。
案件の成約から5,6年も後に、譲渡を決断された当時のオーナー社長のお別れの会で、奥様から頂いた感謝の言葉は一生忘れません。
リーマン・ショック後、顧客にとって初めてとなるM&Aを皮切りに、その後複数件の案件をお手伝いさせて頂いた経営者から、それらのグループ企業がコロナ禍の影響下においても、収益面で大きな下支えになっていることを伺ったときも、心から嬉しく思いました。
M&Aコンサルタントとして案件を重ね、経験を重ねてきましたが、個人としてもまた組織としても、まだまだ発展途上です。
個人の力には限界がありますので特に組織作りに関して言えば、最初から現在の体制でスタートを切ったわけではありませんので数名から十数名へと増員を図る過程において、自分自身も含めて個々のM&Aコンサルタントとしてのスキルアップとチームワークの強化のために何をしなければならないのか、また銀行という組織に対しても、それらに共鳴してもらうためにどう働きかけなければならないのか、正解がないだけに尽きない悩みを抱えて過ごしてきました。
乗り越えたかというとまだ道半ばというのが正直なところですが、試行錯誤をしながら少しずつ前に進んでいきたいと思います。
人間力と表現するのが妥当か総合力と表現するのが妥当か迷いますが、要するに顧客と信頼関係を構築するに足る幅広い知識や経験、人としての魅力やバランス感覚が必要だと思います。
どのような案件であっても、様々なステークホルダーや各種専門家が関わってくることになります。その中でビジネス、会計、税務、法務その他専門的な知識を有しているに越したことはないと思いますが、一方どれだけの知識があってもコミュニケーション力がなかったり、多角的な視点で物事を捉えることが出来なかったりすると、M&Aコンサルタントとして、顧客と長期的な関係を築くことは出来ないのではないでしょうか。
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