末澤 俊裕さんの写真

末澤 俊裕 すえざわ としひろ

クライアントと同じ目線で、志と情熱を持ってクロスボーダーM&Aをサポート

生年月日 1978年5月6日
所属企業 株式会社ASPASIO
役職 取締役 マネージングディレクター
最終学歴 早稲田大学大学院ファイナンス研究科(MBA)
出身地 福岡県
現住所 東京都

目 次

キャリアサマリー

  • 1998年

    Border Environmental Commerce Alliance (BECA), Griffin Organic Designs (米国・インターンシップ)

  • 2002年

    あずさ監査法人/KPMG(旧:アンダーセン/朝日監査法人)入社

  • 2005年

    株式会社KPMG FAS入社

  • 2007年

    株式会社三菱東京UFJ銀行入行

  • 2009年

    GCA株式会社入社

  • 2011年

    住友商事株式会社出向

  • 2014年

    株式会社ASPASIO設立

  • 2018年

    RNM Capital Advisors (India) Advisory Board就任

最初に入った会社(アンダーセン)が入社初年度早々消滅するという稀有な経験を経て、その後は、ただひたすらに前を見て、無我夢中で走ってきました。気が付くと、M&A業務のみならず、会計監査、各種コンサルティング、不正調査、非線形金融商品評価システムの開発など、さまざまな業務に関与していましたが、それらの経験が今に結びついていると感じています。ちなみに現在、ASPASIOでは主に海外担当役員として執務を行っております。
M&Aアドバイザリー・サービスを提供するASPASIOは、GCAで一緒に働いていた3名で立ち上げました。GCAの採用面接時、プレゼン資料を持ち込んで提案型の面接に臨んだのですが、1人の面接官と議論が白熱してしまい2~3時間の面接となりました。忘れられない経験ですが、実はこの時の面接官がASPASIO代表の田中になります。こうした出会いがなければ今に至らなかったわけで、日々の出会いに感謝しています。

1M&Aアドバイザリーを始めたきっかけ

イメージ

私がM&Aアドバイザーになったのは、やりたいことを実現するための有効な手段を追い求める中、辿り着いたのがM&Aアドバイザーだったというところになります。
そのやりたいこととは「日本に、企業のための国際ハブ空港をつくりたい」というものです。ここでいう「空港」というのはあくまでも比喩であり、国内外の企業を飛行機に見立てて「日本の企業ももっと海外に進出してほしい」「日本にもっと海外の企業が来る土壌を作りたい」という思いのもと、飛行機(企業)の整備、または空港(グローバル社会のためのインフラ)の整備に関与できる仕事に就きたいと思っていたのです。最初のキャリアとしてコンサルティング・ファーム(アンダーセンのコンサル部門)を選んだのもその思いを成し遂げるためでした。

 アンダーセンで私が所属した部署では、入社後すぐに、会計知識を身に付けるために監査部門に1年間出向するという武者修行のような制度があり、私は朝日監査法人の国際部(当時)に配属されました。ところが、前述の通り、任期中にアンダーセンがエンロン事件に伴い消滅してしまい、戻る場所がなくなるという悲劇に見舞われました。

監査部門で4年近くお世話になりましたが、結果的に私にとってこれが転機になりました。戻る場所がないという状況が逆に前向きになるチャンスとなり、背水の陣の覚悟で、何事にも積極的に手を挙げられるようになったのです。そのなかで、監査と兼業でデューデリジェンスを行うチームの募集があり、尊敬する先輩の計らいもあって、監査との兼任として参画させていただくことができました。

 結果、監査法人時代に身に付いた会計・財務回りの知識に加えて、デューデリジェンスや戦略策定、FA(フィナンシャル・アドバイザリー)、PMI (ポスト・マージャー・インテグレーション:買収後の統合プロセス)、ソーシングとM&A業務の幅を広げることができ、それに海外というエッセンスを加えていくことができました。
 回り道もしましたが、今では当初思い描いていた「国際空港づくり」に近づいている実感があります。20年前に書いた将来に向けた日記にも同じことが書いてあったので、今のところやりたいことができている自分に満足しています。

2今現在のM&Aアドバイザリーの概要

ASPASIOは、M&Aアドバイザリーやコンサルティングのサービスをクライアントに提供しています。アジア(国内含む)のトランザクションに焦点を当てていること、M&Aの入口(投資戦略立案・ソーシング)から出口(PMI)まで一貫してサポートできるといったことが弊社の強みです。
 また、弊社はGeneva Group International(本部をスイス・チューリッヒに置き、多分野の専門ネットワークとしては世界トップクラスの規模。世界126カ国、840拠点、2万9000名(2020年7月現在))のグループファームであり、前述の通りアジアに注力しているものの、クライアントの要望に応じてアジア外の案件も対応できるのが特徴です。
私は当社にて、クロスボーダー案件管掌役員として、海外案件を主に担当しています。

3独自の強みと今現在の仕事との関係性

独自の強みは、カバレッジの広さとフットワークの軽さだと思っています。私は他の人に比べると物欲がない半面、好奇心が強く、知らないことを知ること、知らない場所に行くこと、自分と違う考えや経験を持つ人を知ることに労力を厭いません。
この性格が幸いしてか、日本を含め各国にいろいろな知人・友人ができましたし、未経験であった業務にも積極的に関与していくことで業務の幅も広がり、国内外の案件・業務に対応できるようになりました。また、M&Aのディールについては、入口から出口まで、すべての業務に関与してきたので、全体感を意識しながら取り組めるのが強みになっています。
さらに、監査法人や金融機関、事業会社(商社)、コンサルなどを経験してきたので、M&Aディールという表舞台だけでなく、「何が稟議プロセスのポイントになるか」「何が監査法人、金融機関から指摘されるポイントになりうるか」「PMIとしてどのようなことを事業運営上、実施していかないといけないのか、そのために何を準備しておかないといけないのか」といったディールの舞台裏も理解し、アドバイスできるのも強みだと思います。

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