誠実な姿勢と柔軟性に富んだ対応で
日越ビジネスを盛り上げる
所属企業 | : | One Asia Lawyers Vietnam Co., Ltd. |
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役職 | : | 代表 |
最終学歴 | : | 中央大学法科大学院卒業 |
現住所 | : | ベトナム |
すべての業務にやりがいや達成感を覚えていますが、とりわけ日越のクロスボーダーM&Aを成功に導けた時には得も言われぬ喜びを感じます。また、ベトナムが成長軌道に乗っていることもあり、日本で一介の弁護士として仕事をしているかぎりではお会いできないような方々にも出会えますし、クライアントとともにビジネスの先端を切り拓くことができることにもワクワクした気持ちを抱いています。その分、プレッシャーも大きいわけですが、やりがいや達成感は何倍も大きいし、成長の機会がたくさんあります。それだけに若い人たちにはぜひともベトナムをはじめ、海外のビジネスに挑戦してもらいたいですね。
ベトナムでM&Aを進める上で最も大変なのはイレギュラーな事案へのスピーディな対応です。ベトナムは日本と法律や商習慣、環境、働き方がまったく異なります。そのため、ベトナムでは日本人の常識が通じず、スケジュール通りに物事が進まないこと、場合によっては無理難題を要求されることがしばしばあります。当初はそういった事態に戸惑うこともありましたが、徐々にいろんな人たちを巻き込みながらこういった課題に向き合い、解決していくことに面白味を感じられるようになりました。と同時に、一緒になってこうした課題に向き合える外部のプロフェッショナルの皆さんとの信頼関係の重要性も痛感するようになりました。
弁護士として一番大事な資質は誠実にクライアントと向き合う姿勢であり、それはM&Aの支援においても同様です。このモットーは私の実体験にもとづいたものでもあります。かつて私はある案件で大きなミスを犯してしまったことがあるのですが、その際にクライアントに対して真摯に謝罪するとともに「無報酬でいいので、最後までやらせてほしい」という思いを率直に伝えました。すると、クライアントもその思いを真摯に受け止めてくれて、それ以降、より強固な信頼関係の下、この案件を成功に導くことができました。以来、私は誠実にクライアントに向き合うことを何よりも重んじるようになったのです。
あと、クロスボーダーの案件については、先述した通り、日本と法律や商習慣、環境、働き方が異なる部分があるので、それに対応できるだけの柔軟性と精神力が欠かせません。また、想定外の問題が発生した時のリカバリー力も必要になると思います。
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