法律と財務の「一括デューデリ」が持ち味 会計士弁護士として広い視野でM&Aに臨む
生年月日 | : | 1976年6月25日 |
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所属企業 | : | 弁護士法人L&A、VOVAN & ASSOCIES |
役職 | : | 代表(弁護士法人L&A)、パートナー(VOVAN & ASSOCIES) |
最終学歴 | : | 明治大学法学部 |
出身地 | : | 東京都 |
現住所 | : | 東京都 |
通常は弁護士会計士という特性を生かし、デューデリジェンス要員としてM&Aに加わることが多いのですが、稀にFA(ファイナンシャルアドバイザー)としてM&Aに加わることもあります。
以前、売り手側のFAとして関与した際、買収交渉に入る前に散逸した株式を買い戻すところから関与したことがありました。非常に大変だったのですが、少数株主との相対交渉を重ねた結果、ほぼすべての株式を事前に代表者に集約することができ、かなりのメガディールを終結することができました。
報酬を得て法的交渉を行うことは、弁護士法により弁護士の専権とされています。このケースでは法的交渉という側面でも関与でき、結果としてディールが成功したため、非常に達成感を得ることができました。
個人的には絶対に誤った判断だと思うことを、クライアントが実行したいと希望している場合に悩みます。
たとえば、絶対に買収すべきでない案件で、これまでの相手方との交渉経緯を撤回することができず買収に踏み切るケースなどがそうです。このような場合、多くのケースが失敗に終わるのですが、失敗もまた経験として生かさなければなりません。そうなった場合には、失敗を教訓として生かせるようにアドバイスをしていきます。
全体を俯瞰する力ではないでしょうか。「木を見て森を見ず」というように、自分が割り振られた分野しか理解しないように努めているアドバイザーは、適切なアドバイスをすることができません。
たとえマイナスの箇所があったとしても、その他の箇所でより大きなプラスが存在するのであれば、マイナスの箇所に目をつむるということも正しい選択となります。また、重要でない箇所について厚く記載された報告書なども散見されますが、全体を俯瞰して重要度を把握し、クライアント目線である程度、コンパクトにまとめた報告書を作成すべきであると考えています。
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