お客様と真摯に向き合いながら
IPO支援などで「本業」の成長を促す
所属企業 | : | 社会保険労務士法人しろくまパートナーズ |
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役職 | : | 代表社員 |
やはり私たちの支援によって、お客様が喜んでくれた時にもっともやりがいや達成感を覚えます。特にお客様が何か新しい制度を導入しようとする場合には、どうしてもさまざまな問題が生じてしまいます。そういった時こそ当事務所の腕の見せどころであり、私たちの経験や知識を存分に活かせるチャンスだと考えています。
例えば、あるお客様が退職金制度を導入しようとした時がそうでした。お客様は良かれと思って導入しようとしたのですが、社員の方からは「そんなお金があるなら今払ってほしい」という意見が半分くらいあがりました。そこで、当事務所では選択制DCをご提案することで、社員の方が今給与として受け取るか、将来退職金として受け取るかを選べるようにしたのです。このように仕組みの最適化に成功し、問題が丸く収まった時には自分のことのようにうれしくなりますね。
お客様の思い込みや勘違いで、なかなか私たちの提案が理解してもらえないことがあります。特にまだ付き合いが浅いお客様の場合、信頼関係が十分に構築されておらず、私たちの思いや考えがなかなか伝わらないものです。これは今も変わらない難しさではありますが、とにかくお客様に寄り添い、親身になってご提案させていただくとともにお客様の話に真摯に耳を傾けることを心がけています。その結果、私たちの提案を受け入れてもらえた時にはとてもうれしくなりますし、絶対に良いサービスを提供しようというモチベーションにもつながります。
また、IPO支援についても、勘違いされていることがあります。その最たるものが「人事労務はIPOにさほど関係ない」という思い込みです。これは大きな間違いで、IPOの際には財務状況や収益性などと同じように、人事労務に関するコーポレートガバナンスも重視されます。当然ながら上場後もしっかりとその仕組みを維持し続けなければならないので、上場時の仕組みがその場しのぎではなく、組織にとって有用かどうかもあらためて正確に検証する必要があります。IPOだからといって規律でがんじがらめにすることなく、自分たちの組織にマッチした仕組みを導入し、運用していくことが肝要です。
傾聴力だと思います。私たちはあくまでも外部の専門家であって、お客様(=各企業)の人事や総務の方々と連携して初めて力を発揮することができます。だからこそ、まずはとことんお客様に寄り添い、問題点や課題を聞き出すことが大事なのです。
傾聴力はM&Aにおける労務監査の際にも活きてきます。労務監査といえば未払い賃金などが注目されがちですが、労働組合の状況や雇用調整助成金の不正受給がなかったどうか、といったことも念入りにヒアリングする必要があるからです。労務監査では社長からヒアリングシートを回収して終わりというケースが目立ちますが、それだけではこうしたリスクを発見することはできません。傾聴力を最大限に発揮し、人事の方とのさりげない会話の中からヒントを掴んでいく必要があるのです。特に買うか買わないかの瀬戸際にあるクイックデューデリジェンスの場合は、リスクを短期的に洗い出す必要があるので、より傾聴力が重要になると思います。
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