多彩な経験を最大限に生かし、顧客に寄り添ったM&A・IPO支援を実現
所属企業 | : | KOSOパートナーズ合同会社 |
---|---|---|
役職 | : | 代表社員CEO |
出身地 | : | 静岡県 |
現住所 | : | 東京都 |
やはり、難易度が高いプロジェクトが無事に終わり、クライアントに感謝してもらえた瞬間に達成感を覚えます。プロジェクトを推進する際にはクライアント企業の内部に入り込み、チームの一員として働いているので、自分ごとのようにうれしいものです。
私は会計士の紹介とマッチングを手掛ける「会計士の履歴書」というウェブメディアを株式会社ピー・シー・ピーの桑本慎一郎代表と立ち上げたのですが、その事業の根幹にはまさにこうした経験があります。
M&AにしてもIPOにしても、人と資金の問題で頭を悩ませることが多いのですが、なかでも社員のリストラにはこれまでに何度も胸を痛めてきました。特に長期的に支援させていただく際には、そういった問題が表面化しがちです。つい最近だとコロナ禍などで従来のビジネスが成り立たなくなり、事業の立て直しのためにどうしてもリストラに踏み切らなければならないといった相談がありました。M&Aの場合はできる限り雇用の維持に努めますが、それが暗礁に乗り上げてしまうとリストラを断行せざるを得ないので、大変心苦しいです。
でも、私より苦しいのは解雇される従業員たちです。皆さん一人ひとりに生活や家庭があるわけですから、その人たちが今後、どう歩んでいくのがベストなのか、真剣に考えながら面談するようにしています。なかには再就職を考えるのが難しいという方もいらっしゃるのですが、とことん親身になって寄り添い続けることで、一人ひとりが現実を受け止め、前向きに新たなスタートを切ってもらえるように努めています。
もっとも大切なのは経営者に寄り添うことだと思います。
M&Aの売り手にしても、買い手にしても、IPOを目指している企業にしても、肝心なのはM&AやIPOを成し遂げた後にどうなっていくかということです。
財務諸表は「企業の写像」といわれますが、その数字の裏にはさまざまな、目に見えない情報や想いがあります。その部分を経営者と共有し、未来のビジョンを共有しながら、一緒に歩んで行けるかどうかが重要なのです。逆に経営者や経営陣の思いをないがしろにし、数字だけを見て物事を判断しようとすると必ず齟齬が生じてしまいます。
ちなみに、私の経営者に寄り添うスタンスは、誠実であることは大前提として、相手に「朝倉さんになら何でも喋りたい」と思われるような存在になることです。それには経営者との信頼関係が欠かせないので、常に質問力や傾聴力、共感力などのテクニックを意識するようにしています。あとは何よりも経営者とその会社に本心から興味を持つことです。そういう思いは自然と相手に伝わりますし、そうすれば自然な形で信頼関係を構築することができるようになります。
Search
ぜひ「いいね!」を
よろしくお願いします。
Feature