財務調査を基盤にしたアドバイザリーサービスとプラットフォームの構築を目指す
生年月日 | : | 1972年5月27日 |
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所属企業 | : | 小泉浩一公認会計士事務所 |
役職 | : | 代表 |
出身地 | : | 東京都 |
現住所 | : | 東京都 |
・1996年、大学卒業後、東海銀行(現・三菱UFJ銀行)に入社し、主に融資義務に従事。
・2002年、公認会計士第二次試験合格後、有限責任監査法人トーマツに入所。
・有限責任監査法人トーマツに入所して以降、企業の実態調査を専門的に実施する部署(財務調査部門)に属し、主に大手商社の与信先の実態調査、上場企業の企業買収時の財務DD、RCCによる事業再生支援など数多く従事。
・2012年、野村證券企業情報部、2014年三菱モルガン・スタンレー証券に出向し、主に組織再編に係る会計税務アドバイスやさまざまな案件のストラクチャーに関して助言を実施。
・帰任後、主にPEファンドによる買収案件、監査クライアントの買収案件に従事し、プロジェクトマネージャーとして案件統括を担当するとともに、REVICや中小企業協議会の事業再生支援(地方の財務的に窮境状態にある企業再生)に関与。
・2019年以降、日本公認会計士協会において、財務デューデリジェンスの講師を担当。
・2022年7月末、有限責任監査法人トーマツを退社。ミドルクラスのデューデリジェンス案件をメインターゲットとする小泉浩一公認会計士事務所を開業。
2002年に有限責任監査法人トーマツに入所し、財務調査(財務デューデリジェンス)を行う部署に配属されたことがきっかけです。もともとは監査業務を志望していたのですが、前職の銀行員時代の経験や専門性を買われたのかもしれません。以来、20年間にわたってM&Aと財務調査の世界にどっぷり浸かることになり、先輩の仕事ぶりを見ながらスキルを磨いてきました。
それにしても、当時は毎日忙殺されていましたね。現在は1つの案件を1カ月ほどかけて行うのが一般的ですが、私が配属された時代は1週間で結果を出す、という方針でした。結果的に短いサイクルでいろいろな企業や業種に接することができ、短期間で多くのスキルを身につけることができました。また、振り返ってみると、監査よりも財務調査の方が私の性分と合っていたように思います。
現在は財務調査、その中でも国内のミドルクラスの案件に特化した業務を手掛けています。私自身の役回りとしては、実際に自分で調査に臨むこともありますし、他の会計士と協働してプロジェクトを推進していくこともあります。私と同じように独立して財務調査を行っている会計士はたくさんいるのですが、意外とそういった人たちをまとめて案件を進めていく人は多くありません。私は前職時代でさまざまな規模・業種の案件を手掛けてきたので、その都度、最適なチームを編成し、プロジェクトを進めることができます。
M&Aにおける財務調査は対象企業を買うかどうかを判断する材料となるものであり、結果的にそれが原因となって「買わない」という判断に至ることもあります。ただ、私としては、正確な調査結果を提示し、それを適切な判断につなげてもらいたいと考えています。
そのために大事なことは調査対象企業の経営者とのコミュニケーションであり、それが私の強みであると考えています。帳簿を綿密に調べ上げることも大切ですが、企業の実態を把握するためには経営者との対話を通して見えてくることも多いので、できる限り相手と目線を合わせて、フランクに話すように心がけています。
財務調査は監査業務と違って、悪質なものでなければ、不正が発覚したとしても公的に責めるようなものではありません。正確な情報をヒアリングするには、財務調査のそういった特性を理解してもらったうえで、相手にできるだけ寄り添うことが大切だと考えています。
また先述しましたが、財務調査プロジェクトの全体を統括できるのも強みのひとつです。財務調査に限った話ではありませんが、個人では細部にまで目が行き届かなかったり、また細部だけを見てしまい調査対象企業の不正に気づけなかったりといったことも起きてしまいます。特にミドルクラス以上の規模になると、調査する側にも相応の組織力が求められてくるので、チームで一丸となってプロジェクトに臨むことがさらに重要になると思います。
あと調査は短期間に企業を理解することが目的ですから、あらゆる手段を使って企業理解を深めないと間に合いません。そのためには社会的なあらゆる事象に対して興味を持ち、知識や自分の考え方を豊富にし、それらの“手駒”をいつでも使えるように整備しておくことが重要です。こういった「常識力」を、長年の調査経験から身につけているのも強みのひとつだと考えています。
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