専門性と人間力を磨き 日本の優良な事業、技術、人的資源の継続発展を支援
生年月日 | : | 1995年6月26日 |
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所属企業 | : | M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 |
役職 | : | 課長 |
最終学歴 | : | 明治大学 経営学部 |
出身地 | : | 千葉県 |
現住所 | : | 東京都 |
これまでご支援させていただいたご縁組にはそれぞれオーナー様や関係する方々のドラマがあり、無事に成約まで至った時には毎回、大きな達成感とやりがいを覚えています。オーナー様だけでなく、これまでオーナー様を支え続けてきたご家族や取引先・仕入先など、関係する皆様から感謝のお言葉をいただいた際にも、あらためてこの仕事の意義を感じることができました。
たとえば、以前にご支援させていただいた自動制御機器の卸業を営むオーナー様は、昨今の半導体不足の影響を受けて今後の商品仕入れに不安を感じていました。そうした中、譲受企業として売上100億円を超える商社が浮上。大企業のリレーションを通じて仕入先の材料不足を解消することができ、仕入先との安定取引にも間接的に寄与することができたことで、仕入先からもM&Aによるご縁組に対して感謝のお言葉をいただくことができました。
私自身がM&Aアドバイザリーの仕事を始めたきっかけでもある「会社の存続によって、従業員の雇用や取引先・仕入先との取引、そしてその先の家族を守りたい」という想いを実現でき、達成感とともにこの仕事の社会的な意義をあらためて実感できました。
M&Aキャピタルパートナーズに入社する以前も経営層の方々を相手に仕事をしてきたので、ある程度の成果を出せる自信はあったのですが、実際に入社するとこれまでの経験がまったく通用しませんでした。知らず知らずのうちに資格や知識に偏重しすぎたスタイルになっていたのです。特に中小企業のオーナー様から全幅の信頼を得るだけの「人間力」が自分には不足していると痛感するなど、とにかく最初は苦労しました。
しばらくは公認会計士としての専門性を活かしながら、どのような付加価値を出せば、初めてお会いしたオーナー様に信頼いただけるか、とても悩みました。そして試行錯誤する中で、目先の成約に惑わされず、徹底的にオーナー様の気持ちに寄り添うことが重要であると気づき、それ以降はオーナー様との直接の対話を何よりも重視するようになりました。
M&Aは譲渡企業となるオーナー様にとって一生に一回あるかないかの決断であり、そのタイミングを決めることができるのもオーナー様だけです。よって、その来たるタイミングに自分がオーナー様の横にいることができるよう、「いくつかの選択肢がある中で本当に必要性を感じた時に私を頼ってください」という姿勢であり続けなければなりません。
もっとも、オーナー様に頼っていただくには専門的知識だけでなく、人としてどれだけ信頼を得られるか、どれだけ好きになってもらえるか、という「人間力」が欠かせません。だから、時にはオーナー様に多少煙たがられても、中長期的な目線でオーナー様のためになることを考え、双方の会社の内情を徹底的にリサーチするなど、オーナー様が自ら決断する上で必要な情報を提供するようにしています。
やはり、徹底的にお客様の立場になって考え抜けるかどうかが重要だと思います。
M&Aは譲渡を検討されるオーナー様、譲受を検討される企業の双方にとって、究極の経営判断になるので、その経営判断の重大さ・意義を感じながら、日々「お客様にとっての“ベスト”を考え抜くこと」を心がけなければなりません。
事業承継においてはさまざまな選択肢があり、そのどれもが一長一短です。私の場合、お客様にとってM&Aをすることがベストだと思わなければ、M&Aの見直しを助言することもあります。というのも、私がサポートすることでオーナー様の思慮が深まり、ベストな方法を選択できれば、たとえそのゴールがM&Aでなかったとしても「事業承継のお手伝いはできた」と考えているからです。私はそれこそが正しいM&Aアドバイザリーのあり方だと信じていて、それを可能にするためにも、お客様の立場になって考え抜く力が根底に必要なのではないかと思っています。
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