IPOに「楽」を提供する「はじめのIPO」を開発 2度のIPO準備の経験と東証プライム市場におけるIRの経験から 実務に基づく支援を実施
生年月日 | : | 1987年1月13日 |
---|---|---|
所属企業 | : | アイスリー株式会社(会社HP:https://i-3.co.jp/) |
役職 | : | 代表取締役社長 |
最終学歴 | : | 朝鮮大学校 政治経済学部 法律学科 |
出身地 | : | 東京都 |
現住所 | : | 東京都 |
「上場の鐘を鳴らした瞬間」は、自然と涙が出ました。正直なところ、IPO準備期間は本当に辛かったです。
特に、カチタス社のIPOは、グローバルオファリングによる方法だったので、リプライス社で準備していたIPO準備の次元とはまったく違う過酷さでした。その中で、自分を奮い立たせてくれたのは「上場の鐘を鳴らしたい」という強い想いでした。上場当日は燃え尽きた状態で、感情すらまともに表現できないところまで追いつめられていたのですが、「上場の鐘を鳴らした瞬間」に感情が戻ると共に、強烈な達成感(もしかすると解放感)を感じたことを覚えています。
状況が変わるごとに、新しい壁が待ち構えているものだと感じていますし、一歩ずつ進めば乗り越えられると感じています。
トーマツ時代は、会計用語・監査用語が当たり前に通じていましたが、転職先ではそれが言語の壁となり、いかに特殊で狭い業界にいたのかを感じるきっかけとなりました。そこからは相手に「伝える」のではなく「伝わる」というコミュニケーションを意識するようになりました。
また、オーナー経営者が、「社会の公器」になるために改善しなければいけないことを理屈理論だけでは理解してもらえないので、「感情」を一つひとつ解きほぐしながら解決に向けて着地させることが必要だと感じました。その後も、M&Aする前のオーナー経営者と一緒に悩んだこと、M&Aした後のPMIで悩んだこと、IPO後のIR活動で投資家対応に悩んだことなど悩みは尽きません。
ただ、どの悩みも一人では解決できない「対人」の悩みだと感じています。「人は感情の生き物」ということを胸に、一緒に乗り越えるべく、誠実に対応することが重要だと思いながら乗り越えることができました。
独立して気づいたのは、「スキル」はそこまで重要ではないのではないか、ということでした。私になりに「スキル・経験」は積んできたと自負していますが、「スキル・経験がある」ということと「お客様が増える」ことは別だと感じています。実際は「ご縁を大切にして、誠実に対応することができる」という「スタンス(資質)」が「お客様が増える」ことにつながるのではないかと思うのです。
今回、このようなインタビューに至ったのも「ご縁」によるものだと感じています。
そのようなスタンスがあれば、多少スキルが足りずとも、お客様にも誠実さが通じ、結果としてご満足いただけるのではないかと思っています。
Search
ぜひ「いいね!」を
よろしくお願いします。
Feature