IPOに「楽」を提供する「はじめのIPO」を開発 2度のIPO準備の経験と東証プライム市場におけるIRの経験から 実務に基づく支援を実施
生年月日 | : | 1987年1月13日 |
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所属企業 | : | アイスリー株式会社(会社HP:https://i-3.co.jp/) |
役職 | : | 代表取締役社長 |
最終学歴 | : | 朝鮮大学校 政治経済学部 法律学科 |
出身地 | : | 東京都 |
現住所 | : | 東京都 |
2009年
有限責任監査法人トーマツ 長野事務所に入所し会計監査業務に従事
2012年
トーマツベンチャーサポート株式会社 長野リーダーを兼務しベンチャー支援に携わる
2014年
株式会社リプライス 経営企画室長に転職し、IPO準備を開始
2016年
リプライスの株式100%を株式会社カチタスに譲渡し、経営統合。M&A後のPMI業務を担当
2017年
カチタス IPO準備室長 兼 内部監査室長として、グループのIPO準備を統括
2017年
カチタスの株式34%をニトリHDに譲渡する際のDDの対応もIPO準備と並行して担当
2017年
カチタス東証一部上場。グローバルオファリングとして海外投資家にも募集する形で上場
2018年
カチタス 経営企画室長 兼 内部監査室長として、主に、国内・海外の機関投資家向けのIRを担当
同時にリプライス 管理部長 兼 経営企画室長として、経営メンバーとして予算策定と管理部門を管掌
2020年
アイスリー株式会社設立、代表取締役社長就任。IPO・IRのコンサルタントとして従事しつつ、IPO準備支援ツール「はじめのIPO」を開発
私のIPOとの出会いは、新卒で入社したトーマツ時代のIPO準備会社での監査の経験でした。新卒時代は、ビジネスマンとしても監査人としても未熟で、それゆえに監査の現場ではクライアント先に迷惑をかけてばかりで、貢献できている実感がない状態でした。しかし、そのような未熟な私をIPO準備会社のクライアントは、暖かく迎え入れ、わずかな貢献しかしていないにもかかわらず感謝の言葉をかけてくれました。その経験ですっかりIPOの世界に魅了された私は、いずれはIPOに関係する仕事をするのではないかと思うようになりました。
また、別のIPO準備会社では、クライアント先の社員が「IPOを目指す」という強い目標を持って一丸となって働かれていて、キラキラと輝いて見えました。その時に「外部としてIPOに関わるのではなく、自分もIPOする会社の一員になりたい」と思い、IPO準備会社で働くことを決めました。
しかし、実際にIPO準備会社に転職すると、キラキラと働いている眩しい姿とは程遠く、「IPOの全体像がわからない」「優先順位がわからない」「具体的な解決方法がわからない」など、わからないことだらけで手探りの日々でした。手探りながら会社の仲間の助けや、証券会社や監査法人といったIPOに関係する方たちの協力の下、無事にIPOすることはできましたが、IPOした頃にはボロボロの状態になっていました。
しばらくして振り返った時に「IPOのコンサルタントは大勢いるものの、実際にIPOの実務担当者として具体的なHowというレベルで解決方法を提供してくれる人がいない」ということに気づきました。そう思ったため、IPO経験者として実践した経験を、より多くの方に伝えることで「IPOに『楽』を提供する」(IPO準備のプロセスを『楽にする』、『楽しんで』IPO準備をする)ことを目的に独立しました。
より多くの方にIPO準備のHow Toを伝えるためには、一人のコンサルタントとしての稼働では、支援先は数社が限界と感じていました。そのため、IPO準備を支援するシステムを開発して、そのシステムを用いて支援することでより多くのIPO準備会社の支援が可能だと考え、「はじめのIPO(はじめのいっぽ)」の開発に着手しました。
「IPO準備は個別具体性が多い」と言われますが、資本政策や関連当事者取引の解消といった個社特有の論点は多々あるものの、「上場企業として当たり前」となる内部管理体制の構築プロセスには共通点が多いと感じています。その共通する内容を効率的に整えることで、個社特有の論点により時間を割いて検討できると考え、このシステムの開発に取り組みました。
とはいえ、「はじめのIPO」は現段階ではβ版の状態です。そのため、普段はIPOコンサルタントとして、ハンズオンも含めた伴走型の支援により、効率的なIPO準備をすべく支援をさせていただいております。
(はじめのIPO サービスサイト:https://i-3.co.jp/hajimeno-ipo/)
一人のコンサルタントとしては、IPO準備に0から着手し、試行錯誤しながら構築してきたという経験があることだと思います。特に試行錯誤という観点では「コストをかけない」「会社の負荷を高めない」という観点で、検討を重ねながらIPO準備に従事した経験が強みになっていると思います。
また、IPOはスタートラインなので、その後に待つ上場企業としてのIRも実務で経験したことは大きいと思っています。カチタス社は、IPOをした時は約650億円の時価総額で、最高値は3,000億円を超え、定常的には2,000億円超で推移しています。
IPO準備を0から着手し、JPX400に組入れられるような会社のIRを担当したという一気通貫の経験は、強みであると感じています。
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