大手M&A仲介会社での実績と実業での起業・事業売却の経験を活かして、最適なM&Aを実現する
生年月日 | : | 1988年9月4日 |
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所属企業 | : | S&G株式会社 |
役職 | : | 代表取締役 |
出身地 | : | 福岡県 |
現住所 | : | 福岡県 |
直近、支援させていただいたなかで特に思い出に残っている案件に、大手アパレル系商材メーカーからのグループ会社売却依頼があります。会社の方針で相談から4~5カ月以内に成約しなければ、グループ会社の法人とそこで運営している縫製工場を閉鎖し、全従業員を解雇しなければならないという条件付きでした。1つの工場に数十名の従業員が所属していたため、自分の手にその雇用継続可否がかかっていると考えると責任重大でしたが、何とか無事に期限内で同業種の買い手との成約を実現することができました。裏方ではありますが、ご依頼者の希望条件を満たし、従業員の皆様の雇用を繋ぐ一助になれたことに、大きな達成感を覚えました。
また、本件は買い手企業にとっても、取引先からの需要過多で自社工場の生産能力不足に頭を悩ませていたところに、業種・規模・設備・人材スキルを含め、ほぼすべてにマッチした企業をタイミング良く得られたという案件で、まさにウィン・ウィンの取引を成立させることができました。
難しい条件の案件もたくさんありますが、こうやってご依頼者様のニーズを満たせた時や感謝してもらえた時には、やはり得がたい達成感と喜びを覚えます。すべての案件がそううまくはいくわけではありませんが、そういった実績の積み重ねが、弊社への信頼、そして多くのご相談やご依頼をいただける土台になっているのだと思います。
業務手続やスキームなどに関しては、周囲に多くの協力者や士業の皆様がいるのであまり悩むことはないのですが、携わった案件で「本当にお客様に満足していただけたか」「満足していただけるような仕事ができたのだろうか」と考えることがよくあります。自分がいくら最善を尽くすことができたと感じていても、お客様によってニーズや思いはまちまちで、それが最適解でないケースがあるからです。だからこそ、各案件を進行するにあたっては、お客様やその関係者がそれぞれどういった性格で、何を重視しているのかといったことにいつも気を配るようにしています。
スキルについては、財務や税務、法務をはじめ、各業界の特徴や常識などを全般的に時間をかけて学ばねばなりません。また、座学では学べないことも多いため、実践を積み重ねることも重要です。他方、資質については、売り手・買い手双方の意向を正確に汲み取り、いかに本音を引き出せるかということが肝要で、それには人としていかにお客様から信頼を得られるかがポイントになります。こうした条件を満たすためにも、M&Aアドバイザーは常に全力で案件に臨み続けなければならないと思います。
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