クロスボーダーM&Aを事業成功に、タイ進出をサポート
生年月日 | : | 1986年4月19日 |
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所属企業 | : | CaN International Advisory (Thailand) Co., Ltd. |
役職 | : | 取締役 |
最終学歴 | : | 早稲田大学法学部 |
出身地 | : | 東京都 |
現住所 | : | バンコク |
2007年
公認会計士試験合格
EY新日本有限責任監査法人に入所
2015年
CaN International FAS 株式会社に入社
2020年
CaN International Advisory (Thailand) Co., Ltd.代表に就任
現在、弊社タイ拠点代表として、日本企業の現地法人に対して決算業務や税務申告業務支援といった会計・税務等のコンプライアンス業務に加え、日本企業のタイ進出やM&Aサポート、内部監査サポート、各種相談対応といったコンサルティング業務を行っています。CaN Internationalグループは、タイ事務所の他にも、日本(東京)、ベトナム、香港、シンガポールに拠点があるため、各拠点と連携して業務を行うことも多いです。
私のキャリアは大手監査法人での会計監査業務からスタートしました。国内上場企業の監査業務に加えて、年次が上がるにつれて外資系企業の監査や、株式上場準備会社に対するショート・レビューやM&Aにおける財務デューデリジェンス(財務DD)といったアドバイザリー業務にも関与させてもらい、幅広い経験を得ることができました。監査以外の業務を担当したことをきっかけに監査法人に残るかどうか、次のキャリアを考えているなかで、現職を知りました。そして、日本企業の海外業務に係る経営課題に関してテーラーメイドでソリューションを提供するという弊社の理念に惹かれ入社しました。5年間勤務した東京の本社では多数の日本企業の海外進出支援業務に従事しました。M&A関連業務についても、多数の対象会社が東南アジアやアメリカに所在するクロスボーダーM&Aに係る財務DD、株式価値算定業務に関与する機会に恵まれました。
監査法人時代に財務DD業務に関与したことがきっかけです。当時は初めての経験で慣れない部分も多く、案件の進め方や報告書のまとめ方などについて苦労もありましたが、我々の業務が買い手企業の意思決定に密接に関係しているという緊張感を感じるのと同時に、重要な意思決定をリアルタイムでサポートしているという実感があり、監査業務とは違ったやりがいを感じました。また、アドバイザリー業務に関与するなかで、クライアントとより近い距離で同じ方向を向いて仕事をしてみたいという思いが強くなりました。
監査法人での経験を生かして本格的にM&Aアドバイザリー業務にチャレンジしてみたい。特に今後ますます成長が見込まれるアジアへの日本企業の進出をサポートしたい。これが M&Aアドバイザリーをはじめたきっかけでした。
現在はタイに赴任しており、主に日本企業によるタイ企業のM&Aに係るサポート業務に従事しています。タイはアジアの中ではシンガポール、マレーシアの次に所得水準が高いこともあり、製造拠点としての進出だけではなく、販売市場として捉えて進出する日本企業も増加しています。そのため弊社でも、製造業に加えてITやサービス業など幅広い業種の企業や、初めて海外進出する企業から案件の問い合わせをいただきます。
タイには日本企業が数多くありますので、日本企業のタイ子会社を別の日本企業へ譲渡する、といった売り手も買い手も日本企業の案件に関与することもあります。日系タイ現地法人では、経営全般の事項についてはタイ法人の日本人取締役が、会計や税務実務といったバックオフィス業務の詳細はタイ人スタッフが担当していることが一般的です。そのため、M&Aを進めていくにあたって、日本人取締役とは日本語で、タイ人スタッフとはタイ語や英語でコミュニケーションをとるなど、複数の言語が使用されるのが特徴です。また、対象会社の日本人取締役とタイ人スタッフとの間には情報格差があるため、入手した情報をどのように社内で共有して、誰にどこまで質問するのかといったことに気を使いながら進めています。
弊社タイ拠点の陣容はバンコクに15名、チョンブリに4名の専門家を抱え、うち過半数がタイの大手会計事務所の出身者です。これによって、財務DDを含めた会計・税務関連サービスでは質の高いサービスの提供を実現しています。タイでは日本とは取扱いが異なる固有の会計、税務上の論点が多くあるため、現地の日本人駐在員や日本本社の担当者に対して、タイ固有の事情も踏まえて分かりやすく伝えることを心がけています。
弊社では日本企業によるアジアや欧米等に所在する企業のM&Aに関して、財務アドバイザリー、財務・税務DD、株価算定業務の依頼を多くいただいています。案件を担当するコンサルタントの多くは海外駐在経験者や、複数国の案件の経験者です。私もこれまで多数のクロスボーダーM&A案件に関与してきました。タイに赴任することで海外固有の事象について直接触れる経験が増え、視野が広がったと思います。
また、弊社では全ての案件に日本の公認会計士が関与するため、M&A実行後の日本本社の連結ベースでの開示を想定して、対象会社の決算体制やスケジュール、決算数値のクオリティに係るリスク項目を広範に検討できることが強みです。
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