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秋山 順 あきやま じゅん

専門知識と実務経験、海外ネットワークを武器に企業のグローバル化を支援

生年月日 1978年
所属企業 クロッシアパートナーズ株式会社(HP:(https://crossiapartners.com)
採用HP:https://crossiapartners.com/recruit/)
役職 代表取締役
最終学歴 早稲田大学商学部 卒業

目 次

4仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

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 私は前職(デロイト)時代に、デロイトのシンガポール事務所に出向した経験があるのですが、その時に仕事上大きな壁にぶつかりました。私は日本企業担当ディレクターの任を受けて赴任したのですが、当時(現在もですが)、会計事務所のM&Aチームはサービス別組織(アドバイザリー、バリュエーション、DDといった個別の業務ごとにチーム編成がされています)となっており、クライアントやインダストリーごとの組織体制となっていません。したがって、各部門は各々のサービスの提案や提供のみが関心事になりがちであり、クライアントをあらゆる面で支援するといった意識が欠如していました。
 私が所属していた部門のサービスのみを提供するだけではクライアントとの接点が限られますし、十分に日本企業カバレッジとしてクライアントのニーズに沿うご提案ができない状態が赴任当初続きました。非常に歯がゆい思いをしました。しかしながら、やはり私は私の役割をきちんと全うしたいしすべきであると感じましたし、またディレクターとして収益責任も負っておりましたので、デロイトの上層部と何度もミーティングを重ね部門を超えたチームアップや統合提案の体制構築を訴えかけました。私の直属の上司は理解を示してくれるようになりましたが、私の給与は所属部門が負担する仕切りとなっていたため上司としては所属部門のサービス提案に専念してほしいという思いが当然にあることも理解していましたし、実際に所属部門への収益貢献が目に見える形で出てこないとなかなか私の上司としてもトップに働きかけることも難しいと思いましたので、まずは所属部門の収益を増大させるべく営業努力を続け、日本企業からの収益を拡大していきました。面白いもので収益があがると発言力も高まり、また他部門からも連携して日本企業にマーケティングをしていきたいといった誘いも増え、ついに上層部を説得し所属部門を超えたポジションで活動ができるようになりました。結果として、私の3年半のシンガポールでの勤務を通して、日本企業からの収益を赴任前と比べて5倍以上の規模に成長させることができ、また所属部門の収益にも大きく貢献することができました。

5M&Aアドバイザリーに求められる資質やスキルについて

 よきM&Aアドバイザーになるためには、M&Aに関する知識や経験の蓄積はもちろんのこと、企業経営に関する様々な知識が必要となります。しかしながら、何より重要なことは、対人コミュニケーション能力ではないかと思います。M&Aには、売手や買手、対象企業の経営者や従業員、各種専門家(公認会計士や弁護士、その他コンサルティング会社など)など様々な方が関与することとなりますが、M&Aアドバイザーは各関与者の立場や主張を正しく理解することが求められますし、また我々の意見や主張も正しく相手に伝えることが重要です。そのためには、聞く力と伝える力(つまりコミュニケーション能力)が極めて重要と考えています。そしてコミュニケーション能力を向上させるためには、事実を正しく認知する能力と得られた情報を論理的に分析する能力を養っていくことが大事であり近道ではないかと考えています。

6今後、M&Aアドバイザリーのキャリアを目指す人への助言

 M&Aアドバイザリーの業界はとてもエキサイティングです。日々忙殺されながらも働き甲斐のある仕事だと思います。良きM&Aアドバイザーになるためにすべきことはおそらく無限にありますし、私自身、現在も道半ばで奮闘しています。どんな勉強でも経験でもあなたの将来の糧になると考え、前向きにそして地道に物事に取り組んでいただければと思います。
 企業のグローバル化を支援したい方、日本のみならず外国でも課題となっている事業承継問題の解消に貢献したい方、当社にご関心をお持ち頂けるようでしたら、是非一度ご連絡ください。
(当社採用HP:https://crossiapartners.com/recruit/)

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