日本に精通したベトナム人として 文化ギャップを越えたM&Aを目指す
生年月日 | : | 1980年1月9日 |
---|---|---|
所属企業 | : | I-GLOCAL CO.,LTD |
役職 | : | パートナー |
最終学歴 | : | 大阪大学大学院 |
出身地 | : | ベトナム(ホーチミン) |
現住所 | : | ベトナムホーチミン市1区 |
2008年
大阪大学大学院 情報科学研究科修士課程 修了
TIS株式会社入社
2009年
I-GLOCAL CO.,LTD入社
2019年
I-GLOCAL CO.,LTD パートナー就任
ホーチミン市工科大学在学中に文部科学省(日本)に選定されて、日本に留学しました。そして、大阪大学大学院情報科学研究科修正課程を修了後、大手SIベンダーのTIS㈱に入社し、金融系基幹システムの開発・保守に従事。2009年からはI-GLOCAL CO.,LTDに所属し、ベトナム現地で、投資、会計税務および各種業務構築コンサルティングに従事しながら、数多くのM&Aに携わってきました。ベトナム人と日本人、双方の文化などを熟知しているのが強みです。
日本の大学と大学院では情報工学の先端研究に取り組みました。卒業後は大手SIベンターに就職し、そのときはそのまま日本でエンジニアの道を歩むつもりでした。しかし、10年前から母国・ベトナムの成長に魅力を感じ、より幅広く日越関連のビジネスに携わりたいと思うようになり、会計事務所系コンサルティングファーム「I-GLOCAL」への転職を決めました。
入社直後から一貫して手掛けてきたのはベトナムに進出した日系企業のサポートです。特に入社直後は独資で現地法人を設立した日系企業のサポートを主としていました。そして実務経験を踏むうちに、現地企業の買収や現地企業への出資形態といったやや複雑な案件を多く担当するようになりました。日系企業がM&Aをベトナム進出の一形態として採用する事例が急増した結果、M&Aアドバイザリーを手掛ける機会も増えたというのが実情です。特に不動産事業やベトナム内需向けサービス業は増えています。ときには業界再編成関連の案件もあります。
主に日本側の買い手企業へのアドバイザリーを手掛けています。その際の主な業務は、財務デューデリジェンスでベトナムローカル企業の会計税務状況を調査し、ベトナム企業でよくありがちな不適切な処理のリスクヘッジを提案することです。とはいえ、M&Aはそれだけで完遂しません。成立後も軌道に乗るまで多数の課題を解決しなければならないので、PMI (ポスト・マネジメント・インテグレーション:統合後の統合プロセス)まで支援するケースもかなりあります。また、ベトナム語と日本語が堪能なことから、ときには重要なミーティングで買い手側の経営者の通訳を依頼されることもあります。
ベトナム人でありながら、ネイティブ並みの日本語能力と日系企業(日本人)の感覚を理解できるところが強みです。専門知識はもちろん重要ですが、クロスボーダーのM&Aではおたがいに真の意味で理解し合えることが成功の大前提となるので、これからも自分の強みを生かして貢献していきたいと思います。
また、ベトナム企業と日系企業の間に立ち、双方の信頼を得ながら、双方の発展に寄与できるM&Aのアドバイザリー業務は、私にとって大変魅力的なものです。
Search
ぜひ「いいね!」を
よろしくお願いします。
Feature