工藤  拓人さんの写真

工藤 拓人 くどう たくと

日越の法制度に関する圧倒的な知見をもとに 日本企業のベトナムビジネスとM&Aをサポート

生年月日 1985年9月3日
所属企業 弁護士法人キャスト、CAST LAW VIETNAM CO., LTD.、株式会社Luatsu(ルーツ)
役職 パートナー(弁護士法人キャスト)、代表弁護士(CAST LAW VIETNAM)、創業者(Luatsu)
最終学歴 神戸大学法科大学院
出身地 山形県山形市
現住所 ベトナム社会主義共和国ホーチミン市
その他 やまがた特命観光・つや姫大使(2020年より)、神戸市海外ビジネスセンター・アドバイザー

目 次

キャリアサマリー

  • 2004年

    山形東高校卒業

  • 2008年

    東北大学法学部卒業

  • 2010年

    神戸大学法科大学院修了(法務博士)
    司法試験合格、神戸市において司法修習(~2011年)

  • 2011年

    弁護士法人キャスト参画

  • 2013年

    上海駐在(〜2014年)

  • 2014年

    ベトナム・ホーチミンへ移住

  • 2015年

    弁護士法人キャストホーチミン支店代表就任、ベトナム外国弁護士登録

  • 2016年

    『これからのベトナムビジネス』(共著、東方通信社)を出版

  • 2017年

    CAST LAW VIETNAM CO., LTD.代表就任(支店から現地法人化に伴うもの)
    『メコン諸国の不動産法』(共著、大成出版社) を出版

  • 2020年

    『これからのベトナムビジネス2020』(共著、東方通信社)を出版
    株式会社Luatsu(ルーツ)設立

私の現在の活動をひと言であらわすとすれば、「ベトナムで日本人・日本企業が活躍するための法務支援全般を行う弁護士」です。弁護士になってから今に至るまで海外で日系企業の法務サポートを中心に活動し、今は海外に関与するスタートアップの支援も行っています。
もともと山形で生まれ育ち、高校生のときに「人とコミュニケーションするのが好き」「周囲の人を支援することのできる仕事につきたい」「自分の自由にキャリア創造したい」という気持ちが強くなり、弁護士という仕事を選びました。
といっても、その頃は周囲に弁護士がひとりもおらず、テレビで見るような交通事故や離婚などの紛争解決をする弁護士のイメージしか持っていませんでした。しかし、大学、ロースクールと進学し、首都圏の大手事務所をいくつもインターンするなかで、企業法務、さらにそのなかでもニッチな海外における日系企業サポートに惹かれていきました。海外案件に関する業務を垣間見たとき、マーケットの拡大とともに自分の可能性を広げることができ、かつ常に新鮮な気持ちで仕事できるのは海外案件に関与することなのではないか、と思いはじめたのが現在のきっかけになっています。

1M&Aアドバイザリーを始めたきっかけ

イメージ

中国を中心とした東アジアで日系企業の海外展開をサポートするキャストグループにジョインしたこともあり、外国でM&Aをする際の法務をサポートしたいという思いがありました。
しかし、私がキャストグループに入った当時、日本からの中国進出はすでに落ち着いており、さらに2012年に中国で起きた大きな反日デモをきっかけに、さらに中国離れが加速していました。そのため私が初期に関与した海外案件は、これらをきっかけとした紛争の解決に関する案件や中国から撤退する企業の労務案件でした。
それでも、中国子会社を持つ日系企業の法務デューデリジェンスや海外事業を行う日本企業のデューデリジェンスなどは、チームで対応していました。その後、私が中心となってベトナムで事業展開していくことになり、ベトナムの発展とともに投資案件への関与が大幅に増えてきました。その投資形態としてM&Aが増えてきたことがあり、専門家としてM&Aに携わることが急増しました。ベトナムに関与することで、専門家としての方向性が大きく決まったことは間違いありません。

2今現在のM&Aアドバイザリーの概要

今は弁護士法人キャストのベトナム現地法人である「CAST LAW VIETNAM」において、グループ内のベトナム案件をすべて現地で対応しています。私のM&Aに対する関わりも弁護士としての法務サポートが基本であり、その専門性でクライアントをサポートしています。いわゆるファイナンシャルアドバイザーの形態での関与はしていません。

もっとも、ベトナムでM&Aに関与する際は、中小企業をサポートする機会も数多くあります。海外案件が初めてだったり、担当者もベトナムについて深く理解していなかったりする一方で、ベトナムの制度は法律と実務が乖離している実情もあり、M&Aのリスクは多様かつ判断がしにくい状況です。そのため、私としてもできるかぎり実情をお伝えし、M&Aの前後で思っていた状況とまったく違う、管理がまったくできないといったことにならないよう、日本の経営者に寄り添ってサポートしようと考えています。そのため、日本側の経営者や担当者の方と頻繁に連絡を取り合い、先方との交渉や契約について話し合います。こうした部分はアドバイザーとしての役割を担っていると思います。

3独自の強みと今現在の仕事との関係性

ベトナムにおいて100社前後の日系企業を顧問としてサポートしていますし、累積でいえば300社以上の支援をさせていただいてきたので、ベトナムの法制度と実情についての知識の積み重ねには自信があります。また、自社だけでなく周囲の会計士やその他の専門家と柔軟に協力してクライアントの要望に沿ったアドバイスをできるように心がけており、そうしたネットワークも私の強みだと思っています。

すでにベトナムに6年居住しており、今後もベトナムで日本人・日系企業の支援を続けていくので、この強みはより増していくでしょう。私自身ができることを増やすのはもちろん、事務所などの枠組みにとらわれず、今後もクライアントファーストでチームを組んだ対応を広げていきます。

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