新たな銀行グループ像の実現に向けたM&A
生年月日 | : | 1972年12月1日 |
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所属企業 | : | 株式会社横浜銀行 |
役職 | : | 総合企画部副部長 |
最終学歴 | : | 上智大学 |
出身地 | : | 東京都 |
現住所 | : | 東京都 |
1995年
上智大学法学部国際関係法学科卒業
株式会社日本債券信用銀行(現あおぞら銀行)入行
2012年
SBIインベストメント株式会社入社
2018年
株式会社農林漁業成長産業化支援機構入社
2020年
横浜銀行入行(株式会社コンコルディア・フィナンシャルグルー
プ兼務)
現在に至る
就職活動時はバブル崩壊が進行している時期でした。顧客への課題を解決する仕事といった観点で、総合商社や銀行を志望し日本債券信用銀行(現あおぞら銀行)に入行しました。入行して間もなく経営危機を迎え国有化されることになりましたが、結果的に会社に依存せずに自立して生きていくかを比較的早いタイミングで考えさせてもらえる良い経験となりました。
当時私は駆け出しの営業担当者でしたが、ちょうど東京証券取引所で新興企業向けの市場(マザーズ)が立ち上がるタイミングで、子会社のベンチャーキャピタルに異動することになりました。そこで、ベンチャー投資に従事させていただき、時代が追い風だったことや周りの人たちに恵まれて、良いパフォーマンスを出すことが出来ました。ベンチャーキャピタリストの仕事が個人の属性を発揮できることも性に合っていたのかもしれません。
リーマン・ショックを経て、投資業務を縮小する中で、銀行の経営企画部に異動となりました。当時は米国のファンドが筆頭株主で経営陣も外国人の方が多く、英語で仕事をさせていただく機会や経営目線でのものの見方を学ぶことができました。また、M&Aのエグゼキューションも経験させていただきました。
40歳を迎える前に、再び産業創出に関与したい、新たな世界に自ら飛び込んでみたい、という思いから、ご縁のあったSBIインベストメントに転職することになりました。
当初スタートアップへの投資に携わっていましたが、Fintechを対象としたファンドの組成を行うこととなり、その企画・ファンドレイズに注力しました。また、金融機関のお客様にはファンドだけでなくSBIグループの様々なソリューションの窓口として忙しい日々を過ごしました。SBIグループは通常の金融機関に比べるとベンチャー気質を持った金融機関で、銀行では得られなかった経験や考え方を学ばせていただいたのは大きかったです。
官民ファンドの農林漁業成長産業化支援機構に転職後は、産業政策の観点での投資活動や官僚の方々との仕事を通じて、通常の金融機関では得難い知見とネットワークを拡大することが出来たと感じています。
SBI時代に横浜銀行を担当していたご縁もあり、2020年4月に横浜銀行に入行し、持株会社のコンコルディア・フィナンシャルグループの事業戦略投資を担当することになりました。当社グループは中期経営計画で「従来の銀行を超える新しい金融企業」への転換を掲げており、そのために500億円を事業戦略投資枠として活用しながら、ビジネスモデルの変革を進めています。非連続な成長を目指して事業領域の拡大やデジタル化への対応に資する戦略投資、具体的にはインドネシアの銀行への出資や、投資銀行のグループ化、コーポレートベンチャーキャピタルの創設等新たなチャレンジに取り組んでいます。
マイナス金利の継続や国内経済の低成長、Fintechの台頭等、国内の銀行業務は厳しい環境下に置かれていますが、当社グループは神奈川県・東京都に強固な顧客基盤を有しており、そのアドバンテージを生かして、更なる成長を目指しています。銀行法の改正の議論も進んでおり、従来手掛けられなかった業務領域にも進出できる可能性も高まっており、当社グループの顧客基盤に付加価値を提供できる事業も今後取り込んでいきたいと考えています。
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