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福田一翔 ふくだ かずひろ

法律と自身のリーガルマインドを強みに
クライアントに寄り添う

生年月日 1986年
所属企業 アンダーソン・毛利・友常法律事務所 外国法共同事業
役職 パートナー
最終学歴 英国University College London法学修士課程修了
出身地 大阪府
現住所 ベトナム(ハノイ市、ホーチミン市)

目 次

2008年: 慶應義塾大学法学部卒業
2010年: 慶應義塾大学法科大学院卒業
2011年: 最高裁判所司法研修所修了
2012年: アンダーソン・毛利・友常法律事務所入所
2016年: ニューヨークの大手総合商社に出向
2018年: 英国University College London法学修士課程修了
2018年: ベトナム駐在開始
2022年: アンダーソン・毛利・友常法律事務所 外国法共同事業 パートナーに就任

1M&Aアドバイザリーを始めたきっかけ

イメージ

 M&Aに関する案件は、アンダーソン・毛利・友常法律事務所(AMT)に入所して以来、常に取り扱っています。AMTは日本の四大法律事務所の一つであり、M&Aは主要な業務分野の一つです。入所してから約5年ほどの間、国内のM&Aに加え、日本企業による海外企業の買収(アウトバウンド)や、海外企業による日本企業の買収(インバウンド)といったクロスボーダーM&Aの経験を積みました。
 2016年にアメリカ・ニューヨークの総合商社に出向し、海外現地法人の管理やM&A後のPMI、コンプライアンス案件の経験値も増やすことができました。その後、イギリス・ロンドンに留学したこともあり、自然と留学後も海外、特に新興国において、クロスボーダーのM&Aを取り扱うとともに、出向中に得た海外現地法人のさまざまな問題を取り扱うことができるような場を探すようになっていました。
 そして注目したのがベトナムでした。ベトナムは経済的に成長を遂げているだけでなく、日本企業によるM&Aが活発だったため、自身のスキルや経験が生かせるのではないかと考えたのです。当初は1年のみの駐在予定でしたが、ベトナムの居心地の良さや素晴らしい仕事に恵まれたこともあり、気づけば現在に至るまでベトナムを拠点にし続けています。

2現在の業務の概要

 現在、ベトナムでは一般的な弁護士業務のほか、製造業、不動産関連、食品関連、IT産業、エネルギー産業など多様な分野のM&Aに携わっています。また、日本企業によるM&Aも引き続き活発であり、伸びている市場といえます。私が2018年にホーチミンに赴任した当初は6〜7人だったAMTのチームも、現在ではハノイとホーチミンを合わせて約30人にまで拡大しました。これに伴い、業務の規模も着実に拡大しており、取り扱う案件の数も増え続けています。
 とはいえ、海外ならではの苦労もあります。ベトナムは日本と比べて法制度が未成熟であるため、クライアントの質問に対して、必ずしも明確な答えを出せない場合があるのです。そのような時は自分のこれまでのベトナムにおける経験とリーガルマインドに従って、「不確実ではあるが、こうあるべきだ」という見解を述べ、その根拠や裏付けをしっかりと取り、クライアントに納得いただけるようにしています。

3独自の強みと現在の仕事との関係性

 私の強みは、日本、アメリカ、イギリスといったM&A先進国における知識や実務的な経験が豊富なことです。現在もその知見を生かしながら、ベトナムをはじめとした新興国のM&A業務に取り組んでいます。
 また、リスクマネジメントに配慮しながら、ベトナムの実情を理解した上で柔軟な対応を心がけられる点も強みといえるかもしれません。実際、日本では取引の阻害要因(ディールキラー)となるような問題でも、ベトナムでは必ずしもそうとは限りません。そのため、単にリスクを指摘するのではなく、前向きかつ建設的に「どうすれば問題を解消し、ディールを前に進められるか」という観点でアドバイスをするようにしています。

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