山岸 洋一さんの写真

山岸 洋一 やまぎし よういち

18年のM&Aアドバイザリーの経験を活かしつつ 新たな分野、面白そうな分野へのチャレンジをしていく

生年月日 1964年9月21日
所属企業 株式会社 AGSコンサルティング
役職 顧問
最終学歴 早稲田大学教育学部国語国文学科
出身地 東京都
現住所 東京都

目 次

4達成感を感じた体験

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 18年間に取り組んだM&Aの案件の数や成立した案件の数などは数えたことがありませんが、それぞれにその案件なりの達成感や充実感があったと思います。
 2000年代前半は金融機関の不良債権処理が国の課題であった時期で、私的整理や法的整理の一環としてM&Aが活用されました。私は、産業再生機構支援下の不動産会社のスポンサー選定のアドバイザーや、私的整理ガイドラインに基づく再生をはかる中堅ゼネコンのスポンサー選定のアドバイザーなどを務めました。再生系の案件は、買い手、売り手(=債務者企業)の他、銀行、監督官庁などをはじめとした利害関係者の数が多いため調整が難しい、期間に制約があるなど、難しい案件が多かったのですが、それだけに案件成立時の達成感はひとしおでした。
 不動産系の案件は、経営統合系の案件と異なり、「いかに高く売ってくれるか」がクライアントの最大の関心事であるため、ここに応えるために、オークションを多用しました。オークションを効果的に推進し、想定以上の結果を得られたときには、クライアントから大変感謝されるため、大きな達成感を味わうことができました。不動産金融の主管部署であるアセット・ファイナンス部のメンバーとコワークすることにより、案件をうまく推進できた案件が多かったと記憶しています。特に2006年から2007年にかけて取り組んだ某ホテルポートフォリオ売却案件は、案件獲得段階から全力で取り組み、FAの座を獲得し、オークションを推進しました。不動産市況などの環境にも恵まれた中で成功裡にクローズし、私自身、案件成立時点で完全に燃え尽きたのを覚えています。
 また、2008年に取り組んだ某オーナー系企業の売却案件は、一日に何度もオーナーへ電話し、オーナーからも私の携帯に毎日4~5回の着信があるなど、オーナーとの連帯感、一体感が味わえた案件でした。成立寸前まで行きましたが、リーマン・ショックとぶつかってしまい、買い手コンソーシアムにLBOローンがつかなくなったため不成立に終わりましたが、弁護士をはじめ多くの優秀な関係者の方々と出会うことができ、一緒に仕事をすることができた、数ある案件の中でも特に印象に残った案件でした。

5仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

 M&A業務に従事している人間の数は多く、その中で、どうすれば(クライアントや自社のカバレッジバンカーから)私を選んでもらえるかが、トラックレコードがなかったころ(30代後半)の悩みでした。不動産分野という居場所を見つけたことが悩み解消につながりました。クライアントに、「会社として買う買い手はA社、B社、不動産のみ買う投資家はC社です。不動産のみ売却する際のストラクチャーは・・・」といったアドバイスができたのは、実はアセット・ファイナンス部のメンバーのおかげでした。企業情報部とアセット・ファイナンス部のメンバー混成の案件チームを組成して、そのチームを束ねて案件を引っ張っていくスタイルを確立できたことが、案件獲得に繋がっていきました。

6M&Aアドバイザリーに求められる資質やスキルについて

  まず、プロジェクトで案件補助者として活躍するためには、会計、税務、法務、コーポレートファイナンスに精通している必要があります。そして、知識が身についていることを確かめる意味でも、若いうちにバリュエーションは数をこなしたほうがよいと思います。また、数多くいる若手の中で、「この案件にはあいつが必要」と選ばれるには、狭くてもよいので特定の専門分野をもつことが有効と思います。
 次に、ディール・マネージャーとして案件を推進する立場の方には、コミュニケーション能力や問題解決力が求められますが、敵対的なM&AやMBOなどが増えている状況ですので、加えて、コーポレートガバナンスの知見を有していることが必須であると思われます。株式市場の投資家の目線を理解する必要があるため、若いうちに資本市場関係の業務経験を積んでおくことも有用かと思います。
 最後に、M&A分野でコンサルティング会社や仲介会社を経営する方に必要な素養は、営業力とその結果得られるネットワークだと思います。

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