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申原 侑祐 のぶはら ゆうすけ

日韓のクロスボーダーM&Aでの経験を軸に よりグローバルな案件にもチャレンジしたい

生年月日 1988年6月9日
所属企業 スターシア・コンサルティング
役職 取締役
最終学歴 甲南大学 経営学部経営学科
出身地 神戸
現住所 ソウル

目 次

4達成感を感じた体験

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達成感ではないかもしれませんが、何年か前に日本でM&Aを専門としている会社との共同案件に携わる機会がありました。
M&Aの経験だけを比較すると私よりもかなり経験豊富な方々でしたが、韓国が絡むM&Aは初めてだったようで、韓国企業側の担当者やアドバイザリーとして付いている専門家の質問の趣旨や考えを理解できずに困惑しているような場面がありました。
そこで、私は韓国駐在の経験から韓国側の趣旨や意図を理解し、その案件をサポートしたのですが、日本で経験豊富な方々でもクロスボーダーとなっただけで一気に対応が難しくなるということを実感すると同時に、M&Aは私の韓国での経験を生かせる業務であると感じました。

5仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

日本の中小企業の社長たちがいい意味でも悪い意味でも一癖あるのと同じように、韓国の中小企業の社長たちも個性的で、最初はこのような社長たちを相手に仕事をするのに苦労しました。

特にM&Aの過程では、会社の情報を公開しないといけないので、警戒心を持っている社長たちがほとんどです。
事前に必要書類を要請しても現場に行くまで準備していなかったり、少しずつ小出しにされたりすることもありました。また、昼食をご一緒したり、夜にお酒を一緒に飲んだりしてやっと距離が縮まって資料が出てきたり、インタビューが円滑に進んだりするようなこともありました。
短い時間で人間関係を作るのは、限界がありますが、この過程がかなり大事です。
逆にいえば、最初に自分がどんな人間なのかをわかってもらい、信用してもらえれば、その後の作業がスムーズに進むので、はやく打ち解けられるように心がけています。

6M&Aアドバイザリーに求められる資質やスキルについて

M&Aに関する業務はケースバイケースで、ひとつの答えがないと思います。一生懸命考えて、お客様の役に立つように行動し、その結果、お客様が満足してくれるかどうかが大事です。そのため、常にお客様の立場になって何が必要かを考え、行動することが重要だと思います。
また、このような対応をするためには、会計士(専門家)としての能力はもちろん、クロスボーダーの案件であれば、その国のビジネスの理解や経営・組織管理の視点など、さまざまな知識も必要になります。
こうした点については、継続して勉強し、経験を積んでいくしかないので、まずは広い視野を持ちながらお客様の立場でその都度考え、最善を尽くして行動することが大切だと思います。

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