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小田 英毅 おだ ひでき

クロスボーダーM&Aを通して日系企業のプレゼンスを向上させ、国際社会に貢献したい

生年月日 1986年8月26日
所属企業 CaN International FAS 株式会社
役職 取締役
最終学歴 京都大学経済学部
出身地 大阪府大阪市
現住所 東京都港区

目 次

4達成感を感じた体験

イメージ

新興国でのM&AではDDの際に提出される資料が限定的であることが多いです。資料を提出してもらえるように努力することも必要で、粘り強く膝を詰めてコミュニケーションをとっているうちに資料が円滑に出てくるようになることもあります。新興国では信頼やつながりが重視される傾向が強く、対象会社とDD実施者の関係も例外ではありません。信頼関係を築くことができればおのずと相手の対応が変わってきます。そのような粘り強いコミュニケーションが必要となる案件を無事クロージングしたあとに、対象会社のマネジメントから夕食に誘われ、酒を飲みかわしながらプロフェッショナルとして信頼できると言われたときは、非常に嬉しかったです。この案件の買い手は日系の上場企業でしたがクロージング後のPMIも依頼を受け、連結決算上必要となる財務報告体制の構築に加えて、J-SOXで必要となる内部統制の構築、文書化、テスティングまで支援させていただきました。

5仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

新興国のM&Aアドバイザリー業務のなかで、新興国の優秀なリーダーと対等にコミュニケーションを取り、彼らから信頼を得るためにはどうしたらよいかを模索してきました。案件で出会う優秀な人材を観察すると、彼らは共通して明るさ・率直さ・礼儀正しさといった基本的な姿勢を持ち合わせており、それに加えてしっかりとした思考力、行動力、語学力に裏付けられた高いコミュニケーション能力を有していることがわかります。さらにそれぞれの専門分野において高い能力を有しています。彼らと対等にコミュニケーションを取るためには、ビジネスパーソンとしての基本的な姿勢を学び、基礎能力を高めていくことが欠かせません。特に、信頼を得るためには自分の専門性を高めて付加価値を提供することが必要です。自己研鑽に終わりはなく、今でも案件が終了すると案件を振り返り、次の案件では更に良いサービスができるように日々改善に努めています。グローバルで通用するビジネスマン・専門家になるためのプロセスに終わりはありません。

6M&Aアドバイザリーに求められる資質やスキルについて

M&Aアドバイザリーには、そのプロセスを通して多様な資質やスキルが求められます。M&Aプロセスの全般を通して求められるのがプロジェクトマネジメントスキルとコミュニケーションスキルです。これはM&Aプロジェクトの全体管理を行うファイナンシャルアドバイザーはもちろん、DDの担当者にとっても必要なスキルです。DD担当者には、プロジェクト全体とその中における自身の役割を理解して、タイトなスケジュールの中で買い手、売り手、対象会社、ファイナンシャルアドバイザー、法務DD実施者等と連携をとって効果的かつ効率的にプロジェクトを進めていくことが求められます。一般的に規模の大きな案件になると関係者や協議事項が増えるため、プロジェクト管理の複雑性は高くなり、より高度なプロジェクトマネジメントスキルが求められます。また、DDを円滑に進めるためには売り手や対象会社の協力が不可欠です。そのためには、対象会社との粘り強いコミュニケーションスキルも重要になります。
会計専門家にとって高度な財務・税務に関する知識と経験は有していて当然です。個人的にはそれに加えて、事業分析力と当事者意識が非常に重要であると考えます。DDでは限られた時間のなかで、投資判断に影響を与える重要なリスク項目を識別し、対応を検討する必要があります。そのためには、案件の目的を理解し、対象会社の事業の本質を正確に把握することによって、細かい事象に捕らわれることなく、案件の成否に影響を与える事象を抽出する必要があります。対象会社の事業を的確に把握していれば、検出事項の属性に応じて、買収価格に反映させることや、最終契約書の表明保証条項に織り込むといった対応策を具体的にアドバイスすることができます。また、M&Aプロセスは買収契約を締結して終了ではありません。DDのなかで検出された課題事項については、それぞれの重要性に応じてPMIを見据えた実現可能性のあるソリューションを提案する必要があります。そのためには事業分析力に加えて、常に買い手の当事者の気持ちをもって案件に臨むことが重要だと考えます。

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