古旗 淳一さんの写真

古旗 淳一 ふるはた じゅんいち

丁寧なアドバイスで中小企業のM&Aを成功に導く

生年月日 1884年5月8日
所属企業 株式会社STRコンサルティング
役職 代表取締役
最終学歴 金沢大学 文学部 史学科
出身地 長野県長野市
現住所 東京都中央区
その他 公認会計士・税理士

目 次

4達成感を感じた体験

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達成感としては、お客様からの感謝のお言葉に尽きます。もちろん「お代をいただいてやっていることなので、心から感謝してもらえる結果を出して当たり前」と思うべきではあるのですが、前述の湯澤社長のような感謝の言葉をいただくと、これが天職のように感じます。

あとは、サイト上で公開している記事や、YouTubeで公開した動画に反応があるのはとても嬉しいですね。最近では、初めてお会いするお客様やM&A業者の方から「古旗さんのファンです」と言ってもらえることも増えてきました。

「他のサイトや書籍とは別格の経験値を感じた」という感想をいただいたときなど、頑張ってきた甲斐があったと感じます。

5仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

M&Aについて、ネットで見つけた業者に相談する方って、本当に本当に困っているんです。だから、無料相談であっても、確実に成功につながるアドバイスをしたいと思っています。でも、これができないときがあるのは事実なので、そこが辛い仕事ですね。

M&Aは買い手がいなければ絶対に成立しないものです。どんなに売り手経営者が人間的に素晴らしい方であっても、買い手は金銭的に儲かると思わなければ買ってくれません。

買い手に少しでも「欲しい!」と思ってもらえる経営資源がないか、売り手さんとは初期段階でかなり深く意見交換するのですが、答えが出るときもあれば出ないときもあります。

買い手がつくかどうかわからない事業の場合、赤字が大きいなどの事情で、急がなければ手遅れになりそうなことも多いのです。そのような状況でM&Aにチャレンジすることは無意味ではないかもしれませんが、早く諦めて廃業処理を急いだほうが、最終的な傷が浅いこともあるでしょう。

従来から、その可能性は正直にお伝えしてきましたが、コロナショック以降は売れる/売れないの選別がますます難しくなっていると感じます。良かれと思って申し上げたアドバイスが、お客様に大きなギャンブルを勧めているのではないかと、すごく不安になることもあります。

たぶんこれは克服できることではなくて、M&Aのような「劇薬の事業承継手段」の宿命だと思います。正しくリスクを説明することで、お客様に後悔のない決断をしていただけるようにするしかないと思っています。

6M&Aアドバイザリーに求められる資質やスキルについて

これは難しいテーマですね。中小企業M&Aとビッグ・ディールでは全然違うと思いますし、FA(フィナンシャル・アドバイザー)、仲介、デューデリジェンス業者、リーガルチェック、そしてうちにみたいな相談屋という分類でも、また全然違うと思います。

ただ、共通して重要なことは、経営者に対するリスペクトではないでしょうか。

買収戦略も、M&A価格も、最終契約も、決めるのは経営者であって、専門家ではありません。経営者は、自分が人生を懸けて育ててきた会社の事業承継や、社運を賭けた買収を決断するわけです。失敗した場合は自分1人ではなく、大切な人たちにも大きな迷惑がかかります。

たとえば上述の湯澤社長がM&Aプロセスでどれだけ苦悩したかの話を聞くと、我々アドバイザーなんてはるかに気楽な立場だと感じます。ファンド案件で連日深夜まで働いている同業者さんには申し訳ないですが、背負っているものの重みが違いますから。

そんな経営者が、心の底から納得して、どんな結果になっても後悔しない決断ができるように、わかりやすくお伝えしなければなりません。これができなければアドバイザーとしての存在価値はないと思っています。まぁ、私もまだまだ至らないことが多いのですが。

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