江黒  崇史さんの写真

江黒 崇史 えぐろ たかふみ

M&Aのエバンジェリストを目指し クライアントファーストで経営者に寄り添う

生年月日 1974年11月10日
所属企業 江黒公認会計士事務所、株式会社E-FAS
役職 代表(江黒公認会計士事務所)、代表取締役 (株式会社E-FAS)
最終学歴 早稲田大学商学部
出身地 埼玉県
現住所 東京都

目 次

4達成感を感じた体験

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どの案件にも達成感がありますが、やはり緊急かつ大型の案件を支援でき、クライアントに「江黒先生に相談してよかった」と言われるとうれしいですね。
近年、思い出に残っているのは15年ほどお付き合いのある上場企業からの依頼です。その上場企業は老舗の中の老舗企業ですが、その会社が若いベンチャー企業と資本業務提携を結ぶ案件がありました。偶然、自分はそのベンチャー企業のオーナーと古くから友人でした。
そして、デューデリジェンスチームとしてそのベンチャー企業にお邪魔した際に、「あれっ、何でここにいるの? えっ、江黒さんが担当なの!?」と驚いてくれました。また、私のクライアントからも「江黒先生が古くから友人の会社であれば、もう安心です」とおっしゃっていただけました。
おかげで、そのデューデリジェンスはスムーズに進み、無事、クロージングにいたりました。
本件は世間からすれば歴史ある大企業と若いベンチャー企業の資本業務提携案件ということで、当時は非常に話題になり株価も大きく動きました。それを陰ながら支援できたことに大きな達成感を得ることができました。

5仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

仕事柄、M&Aの際の株価算定の相談を受けることも多いのですが、そのなかでときには買収対象企業がバラ色の利益計画を提出することがあります。また、買い手側も「あの会社はほしいから高くても良い」「最初のトップ面談である程度買収価格が決まっているので、今さら価格交渉するのも……」など雰囲気でディールが進んでいってしまうことがあります。

そのような際に、水を差すようなことは言いにくく、「言われた業務だけやればよい」とも思ってしまいがちですが、不適切な買収価格でディールが進んでしまうことは将来、買い手にも売り手にも不幸な結果となります。
そこでアドバイザーとして、たとえば利益計画を細分化してシミュレーションをし直したり、今回のM&Aの真の狙いは何かを確認したりするようにしています。また、買い手がクライアントであっても、売り手側と積極的にコミュニケーションをはかり、双方にとってベストな道を導く、導けるアドバイザーとなるよう努めています。

6M&Aアドバイザリーに求められる資質やスキルについて

専門家であればデューデリジェンスや株価算定のスキルはどの方もそれほど大差はないでしょう。
アドバイザリー業務においては、やはりクライアントファーストの精神で、クライアントにどれだけ付加価値を提供できるかを冠が抜き、体現できるかが重要になります。
たとえば、私は「ディール期間中は24時間365日対応しますから、何かあれば、どんな些細なことでもご相談、ご連絡ください」と伝え、仕事に臨むようにしています。
実際、クライアントのM&Aチームと深夜まで議論をしたり、早朝に電話がかかってきてすぐに対応したりと、仕事は大変になりますが、クライアントと一緒にM&Aを達成する一体感はとても充実したものです。

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