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福本 直樹 ふくもと なおき

日本の税理士として、お客様に寄り添ったアドバイザーとして 日本企業によるベトナム発展に貢献したい

生年月日 1980年12月10日
所属企業 I-GLOCAL CO., LTD.
役職 ホーチミン事務所代表
最終学歴 明治学院大学大学院経済学研究科経営学専攻
出身地 神奈川県
現住所 ベトナム ホーチミン市

目 次

4達成感を感じた体験

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 買収の成立時はもちろんですが、その後の双方の主張を受け入れて問題解決ができたときに、改めて達成感を感じます。やはり別の国で、別の文化のオーナーが協力しようとしても、当然さまざまな壁が出てきます。その際にコンサルタントとして、場合によっては監査役として、双方の国にとって「これは理解しがたいことだ」と指摘し、調和に導くためのアドバイスをさせていただきます。
 大まかなところで言いますと、保守的な日本と楽観的なベトナムといった違いを実感することが多いです。配当額を限度額の数%までとし、留保したい日本と限度額一杯まで配当したいベトナムの間に大きなギャップがあります。また、日本人が四半期ごとの取締役会に出張して出席する一方で、当日になり予定が入ったと欠席するベトナム人オーナーなど、複数社でギャップを感じる経験をしました。こういった違いから生じるずれを徐々に埋めていき、事業が良い方向に向かった際には、企業の成長に貢献できたと達成感を覚えます。

5仕事に関連して深く悩んだこと、それをどのように乗り越えたか

 買収交渉の場、もしくは買収後の会議や取締役会などで、双方の主張が曲げられない、DDで発見した事項が一向に解消されないことがあります。買い手側、売り手側それぞれにとって、当たり前の主張が相手にしてみると当たり前ではない、ということです。私自身は日本人として日本側の主張を理解することがほとんどですが、こういった場合は弊社の現地スタッフに相談の上、自分の考えもリセットするようにしています。関わった案件数、濃度でいえば、スタッフの方が上ですし、相談することではっと気づくようなこともあるからです。
 一方で、ベトナム企業を数多くみさせていただいた経験から、日本側がそもそもおかしい、ベトナム側が合理的なことを言っている、と感じることもあります。日本の法律やルールを何でもベトナム企業に当てはめようとするケースがありますが、そのような場合は日本の税理士として弊社のスタッフの意見を取りまとめ、解決に向けて落としどころを見つけるようにしています。
 また、職業柄、財務、税務の観点からのアドバイスに偏りがちなので、ふと他の視点から問題はないのか、どうしたらいいのかと考えることもあります。このような場合はベトナムで活躍されるそれぞれの専門家の皆様とも協力して、お客様をサポートしていくことを心がけております。

6M&Aアドバイザリーに求められる資質やスキルについて

 外国で日本のお客様に対してM&Aアドバイザリーとしての職務をまっとうするには「想像力」と「想像させる力」が重要です。ベトナムに赴任した当初、M&A以前に日本では思ってもいなかった問題に数多く直面しました。ベトナム人の気質、役所の対応、法令の未整備、商習慣、季節の行事など、書籍などでは把握していても体感できていなかったことがトリガーとなり、想定しない事態が目の前で起きてしまったのです。ですが、今はそれが大きな糧となっており、ベトナムでM&Aアドバイザリーを行っていくうえで、お客様にも伝えていかなければならない重要なポイントになっています。また、ベトナムビジネスの経験がなくM&Aを考えているお客様も多い中で、どの話をどのタイミングでするかということも重要だと思います。いきなり最初からネガティブな話ばかりしてはやる気をそいでしまいますし、そういった話をしないのはお客様のためにならないからです。だからこそいかに事例を交えて、お客様にベトナムビジネスを想像してもらうかも重要だと考えます。お客様がどういう情報をどういうタイミングで欲っているかを「想像」し、お客様にM&Aおよびその後の事業を「想像させる」ことが求められるのです。 

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